フランスで英語は通じるの?実際に旅行して感じた体験記

投稿者: | 2019年2月20日

夫婦ともにある程度のフランス語の知識と英会話ができるからと楽観的にフランス旅行へ

15年前、私と夫が34歳、息子が4歳の時に家族三人で海外旅行に行きました。行き先はフランス・パリ。10月で秋というよりは、もうすでにかなり寒かったです。真冬と言っていい位、寒かったです。4泊5日、時差で往路は同日着、復路は翌日着でした。

私は短大でフランス語を三か月でギブアップしていたのですが、夫は二年習っていたので、ある程度は分かるというので、それを信じて、フランス語の辞書と、簡単な旅行用のフランス語の会話例文の本、ガイドブックを買っていきました。英語はある程度話せるので、いざとなったら英語でいけるし・・・と楽観的に考えていました。しかし、それは甘かった・・・。

日本人より英語を話せないフランス人の多さ

到着して、先ず切符買うところから、何が何やらさっぱり分からない!!!列車も何に乗っていいのか分からない!ガイドブックは読んでは行ったんですが、英語なら何となく分かるニュアンスが、フランス語だと全く分からない!しかも、フランス人は予想外に英語が話せない!

日本人的感覚だと、ヨーロッパの人は日本人より英語が話せると思ってたんですけど、日本人より英語が話せない人が多かった!ので、駅員さんに英語で聞いても全くダメで、四苦八苦してフランス語の例文読んで聞いても、かえってくるのがフランス語だから、全く分からない。読めない、聞けない、話せない、分からないの四重苦。頼りの旦那も全く使えない。息子はまだ4歳で、疲れた~、シンドイ~でもう頭がぐちゃぐちゃに。

ガイドブックを見ながら何とか空港からパリ市内の切符を買うも、反対方向の電車に乗ったと数駅して気がついて、降りて、反対方向のに乗り直し・・・。ホテルの最寄り駅に着いたらもう深夜で、駅からホテルまで徒歩10分以内と書かれていたのに、タクシーに乗ったら20分以上遠回りされ、ぼったくられました。でも、フランス語話せないから、文句も言えません。

それこそ、マクドナルドで注文するのにももう四苦八苦。レストランで延々とオーダーも取りに来ない状態でも、文句も言えない。レストランのメニューも読めないし、パン屋さんに行っても品名が読めない。三日目にユーロ・ディズニ―に行ったのですが、もうとにかくその頃にはクタクタで疲れ切って、目の下に隈ができてました。

列車に乗り間違え、スーツケースと息子を抱えて大パニック!!

そして、帰国の日。市内からシャルルドゴール空港行きの列車がまたまた分からなくて、英語を話してる旅行客がいたので、その人達に聞いたのですが、その人達もよく分からない様子。スーツケース持ったいかにも空港に行きそうな旅行客が他にもいて、その人達と同じ列車に乗ったのですが、発車直前に英語を話していた旅行客が他の人と話していて突然「これ!空港行じゃないよ!」と私達に叫び、その瞬間、私達家族、その人の家族、他にも何人かの旅行客がドアが閉まる瞬間に列車から飛び降りるという大パニック事態に。スーツケースと荷物と4歳の息子を抱えて、もう本当にあの時は本当に肝を冷やしました。

今度はもう少し、フランス語を習得してから行きたいと思います。