全く英語を話せない初めての海外旅行は台湾
海外旅行に行くのは、日本国内を旅行するのとは違って、ちょっとハードルが高かったです。国内旅行は一人で全然どこへでも行けたんですが、全く英語が話せない私は海外となると、読めない書けない話せないのないないすぎて、踏み出すまでにだいぶ時間がかかりました。そんな私がはじめて海外に行ったのは、29歳の時でした。独身で20代最後ということもあって思い切って、一人で台湾に旅立ちました。
日本から近くて、親日家が多いらしいという、なんとなく大丈夫だろうという気持ちがありました。あとは、台湾人の友だちが何人かいたので、それが心強くいけるんじゃないだろうかと思いました。
時期は10月で、2泊3日で行きました。台湾は台北が有名だろうしということで、とりあえずそこと、友だちが高雄にいたので、そこを目的として行くことにしました。泊まるところも、台湾人の友人が家に泊めてくれるということで、甘えました。でも、台湾はゲストハウスなども豊富なようで、しかも日本語のできる人が多いようなので、一人での旅行者でも安心だと友だちに教えてもらいました。
英語も台湾語もほぼほぼ全くできないので、とりあえず台湾の観光雑誌と簡単な台湾語の本を持って、これでなんだかなるだろうと、それだけで台湾に初上陸しました。空港まで台湾人の友だちが迎えに来てくれたので、台湾に着いてからは、もう何もかもその子に連れて行ってもらいっぱなしでした。
とりあえず、私の行きたかった台湾の夜市に連れて行ってもらって、屋台みたいなとこで美味しいものをたらふく食べました。いわゆる観光客の人たちが行くところではない地元の方が行くという場所に連れて行ってもらったんですが、ひたすら着いていったから、場所はよく分からずでした。
台湾は言葉が通じなくてもなんとかなる
書いてある言葉も話してる言葉もさっぱり分からないんだけど、友だちが教えてくれるのと、なにせお店の方たちがみんな優しくて親切なのがすごく印象的でした。とりあえず何が売ってるのかよく分からないので、聞けないし、ひたすらその物を指差して、お金を払うを繰り返しました。台湾は基本的に物価が日本より安くて、こんなに安くて良いの?と思うことが多々ありました。
お金も台湾元というお金なんですが、私はなんせこの元がイマイチ頭に入ってこなくて、一体日本円でいくらなのかと、値段の表記を見るたびに計算して旅行が終わる頃にやっと慣れたという感じでした。
台湾人の友人がエスコートしてくれたので安心はありましたが、やっぱり国内旅行とは違って、日本語がきこえてこない、書いてある文字が読めない、通じないという不安は常にありました。でも、いざとなれば身振り手振りで本当になんとかなるのだと初海外で再確認しました。