【海外旅行で子供を誘拐?】優しい人でも、細心の注意を。

投稿者: | 2018年9月13日

子供の年齢が違うと動きも違う

結婚して子どもが生まれてからも時々海外旅行に行っていました。私が40歳目前の年に家族で中国へ行きました。夫も40歳、子どもは上が8歳、下が3歳で、夏休みを利用して1週間の日程で北京へ行きました。北京には夫の友だちの住まいがあり、留守にしているので自由に泊まって良いということで、宿泊費は浮かせることが出来たので、節約できる旅になりました。

北京には歴史的にも価値のある観光スポットが多いので、子どもの体力に合わせて無理のない日程でのんびりと観光しようということで、行きたいスポットをいくつか決めて、スケジュールは流動的にその場で決めながらということにしていました。

家族旅行は何度も行っていたのですが、子どもの年齢が違うと旅での動きも違ってくるものです。上の子は活発でいろんなことに興味を示し、夢中になると先へ先へと行ってしまうので、常に目を光らせておく必要がありました。万里の長城へ行ったときには、家族の足並みをそろえるのはかなり難しいだろうということで、私が上の子どもと行動し、夫は下の子どもの面倒を見ながら歩きました。

子どもも海外ではいつもよりテンションが上がるので、対策が必要

案の定、早々にはぐれてしまい、私は上の子とどんどん上を目指して歩きました。後で分かりましたが、下の子が歩かないと言ったので、夫はあまり上までいかずに城壁から出て、土産物屋などを回っていたそうです。私と上の子は2人なので自由に動くことができ、万里の長城を満喫することが出来ました。このようにその場で必要なら、家族がまとまらずとも行動できるようにしたことは良かったと思います。ですが意外なところでヒヤリ体験をすることになりました。

市内の百貨店でお土産を見ていた時ですが、いつになく下の子がわがままを言い、高額なおもちゃがほしいと泣いて騒ぎました。今思えば旅でテンションが上がっていたのと疲れも出始めて精神的に落ち着かなかったのだと思います。

海外では優しい人にも油断は禁物

一時のわがままとは分かってたのでそのおもちゃを買うことはしませんでしたが、下の子がなかなか機嫌を直してくれませんでした。困ってとりあえず店を出てなだめていたところ、優しく声を掛けてくれるおじさんが居ました。言葉は通じませんが、頭を撫でてなだめてくれているようでした。

子どもは私たちに腹を立てているようでもあったので、少し離れて見守っていました。それが気が付くとなぜか離れたところへ歩き始めていました。その先に公園があるわけでもなく、急に心配になり、思わず駆け寄って子どもを引き取りました。

その人に悪気があったのかは分かりませんが、万一連れ去りにでもあっていたらと思うと、親として子どもの居場所には目を配っておかなければと反省しました。その後は大きな問題も無く、楽しい旅をつづけました。